私が小中学生のころ、「小学6年生」とか「中1時代」といった雑誌がありました。今、やる気まんまんのフレッシュ中年である私は(笑)、ふと「中年時代という雑誌があったらいいのに」と思ったりします。
■特集1:転んでますか?
この秋、20年ぶりくらいに自転車で転びました。前かごの荷物が重くて漕ぎだしのバランスが崩れただけなんですけど、結構手はすりむいて血がにじんでるし、左肩はねんざするし(あまりに痛いのでレントゲン撮りました)、かなり想定外の重症でした。
ただよく考えると、子供のころはもっと膝ズルむけでひどかった気がする(笑)、という話をすると、仕事仲間の1人が「うちの嫁は自転車で転んで肘の先の骨が折れたよ。その前は、肋骨を折ってたよ」と言い始め、「実は、実は」とかなり盛り上がったのでした(笑)。
この話を書こうとしてたら今日、また建物を出る階段で転んでしまった。もしかしたら貧血も入っているかも(笑)。
転倒の衝撃は大きいけど、子供は柔軟だから骨が折れない。でも大人は簡単に折れちゃうんですね。これは骨を鍛えなければいけない、と思い、魚を骨ごと柔らかく煮て食べるために、圧力鍋を買いました。でも違う料理ばかりしてます(笑)。
■特集2:R-40の世界
先日から調停の仕事につきました。調停委員になるための条件は、40歳以上であること。40になるのを待って滑り込んだ私は、名実ともにピカピカの新人です。誰からも何も期待されない。いてくれるだけでいい(と思われてるはず)。何歳になっても、新人というのは楽でよいものです(笑)。
人生の後半戦は、前半戦での疑問が次々と解明されていく「答え合わせの時代」だと思うし、「人生とはこういうものだ」と教えられてきたものが「実はそんなルール守らなくても、生き抜いていけばいいんだよ~」と種明かしされる「ネタばれの時代」だとも思います。
調停には、離婚とか借金とかで人生の想定が崩れそうな人々がたくさん来るのですが、調停人はときに「実はこんな手もありますから、絶望しないで~」と次の一手をほのめかす(口に出してはいけないけど)役割を負っていたりします。先輩達からいろいろ学べそうです。いい仕事に就けてよかった。がんばるぞ~。
■特集3:おひとり様の役割
子供を産まなかった女の人は、40歳になるとさすがに子を産まないことへのプレッシャーというか罪悪感のようなものから自由になってきます。あんまり結婚願望のなかった私ですら、この呪縛の大きさはすごかったなと思います。
で、今は、子育てしないし結婚のしがらみが少ない、そして働けるという自分の立ち位置を上手に使って、もっと社会にいろいろ貢献できたらいいなと思っています。
自分の子供がいる人は、子供と家族の利益を第一に考えるのが自然だし、それで社会がうまく保たれていると思います。一方、私は自分の子供がいないからこそ、他人の子供にもっと目を配っていけるだろうし、さらにもっと自由に、いろいろな人を支援できるのではないかな、と思っています。そこに社会の中の自分の役割を何となく感じている、今日このごろです。
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特集を3つ組んだら、もうネタ切れしました。次の発刊は1年後かな(笑)。