鳥の家(とりのいえ)

鳥の巣をつむいで、飛んだり、鳴いたりする記録

2012年08月

菊と刀とエヴァンゲリヲン

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お盆休み、姉家族と一緒に「エヴァンゲリオンと日本刀展」へ行ってきました。

なぜ岡山でそんな展示会をしているかというと、かつて日本刀を大量に生産していた「備前長船」という地域があるからです。

地方のつまらない展示会か~と思って行ったら、予想を裏切る面白さでした。まず、エヴァの製作会社と現役の刀剣作家が大真面目にコラボして、すごいクオリティの刀を作っていました。良く考えれば、刀剣なんて筋金入りの超オタクワールド(笑)。そこがエヴァとコラボすると、ものすごい質の高い作品が生まれるわけです。普段は一振り100万円とかの刀を作っている人たちですからね~。

エヴァの原画やフィギュアなども、会場の半分くらい使って展示してありました。アニメおたくも大満足、だったと思います(笑)。
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私のテンションが特に上がったのは、キャラクターをイメージして作成した刀剣を、その刀剣を持つキャラの絵と一緒に展示していたエリア。

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アスカの持っている透かし彫りの刀とか、赤い漆のさやもカッコいい!ファンじゃないけどほしくなってしまう…。

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これはおまけ。みやげものコーナーで見た岡山弁学習タオル(笑)。

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 8月も終わるのに、まだあつい~。暑くなるほど、食べ物は涼しげになります。

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これはレストランで食べたベトナムごはん。爽やかさにやられました。

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料理実験、ぼちぼち進行中。この日は水切り実験をしました。手前はヨーグルト、奥は豆腐。水切りすると味が濃厚になるのです。

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これは500ミリリットルのヨーグルトを水切りした後。200ミリリットルくらいになっているかな?クリーム状でチーズっぽいヨーグルト、という感じ。何かお菓子がつくれそうだ~。

豆腐のほうは、ある糖質制限食アドバイザーが「水切りをした豆腐をボロボロと崩せば、ご飯と同じ食感になる!」とテレビで言ってたので、本当かなーと思ってやってみました。

結論。全然ご飯じゃないよ!崩れても豆腐の匂いはそのままでした。期待したのに~…。



夏の微調整

眠い…、超眠い…。夜に熟睡できず、眠い毎日。

目が覚めると、半分寝たまま窓開けたり、お茶飲んだり、酒飲んだり、虫取りスプレーかけたり、シャワー浴びたりと意外に活発な動きをしてしまうので(笑)、ぐったりなのです。

とはいえ、ようやく西日本でも、クーラーなしで過ごせる夜が増えてきました。夜中に目覚める癖を直さないと。

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最近はO157のニュースがちらほら。私もお腹の調子が良くなかったので、冷蔵庫のアルコール消毒をしました。「牛乳ヨーグルト化事件」を起こして以来、細菌にはやや敏感になりました。ていうか細菌コワイ。

この夏に起こった意外なことといえば、本当に30年ぶりくらいで、あせもができました。久しぶりすぎて最初は気付かなかったほど(笑)。かゆみ止めのゼリーを塗ったら「うわー、しみる!」というあの感覚に襲われて、あせもだと気付きました。

薬局に行くと、昔ながらのシッカロールに加え、値段が倍の「介護用パウダー」もありました。介護パウダーは保湿成分入りだそうです。乾燥させながら保湿。高度な技だ(笑)。

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夏バテ防止食、最近はレモン煮にはまっています。サツマイモのレモン煮。色もきれいだし、冷やしたままでおいしい。

でも、全体的に料理意欲は減退。ていうか、やっとマイブームが収まったというか(笑)。

自分の食生活の傾向も分かってきました。

砂糖だけの料理は体がだるくなる。だから朝のシリアルの頻度がぐっと減りました。好きなんだけどな。

白米を食べると、てきめんにお腹がぽっこり(笑)。おにぎりとカレー、好きなんだけどな(笑)。

自炊を始めて、体重が落ちました。今は20歳くらいのときと同じ体重。栄養失調ではないと思いたい(笑)。

牛乳が…になる話

ある猛暑の昼間、ご飯をつくるのが面倒だった私は、シリアルでも食べようと皿にシリアルを入れ、冷蔵庫から出した牛乳をかけました。

 ドロリ。

 あれ、間違えてヨーグルトをかけたかな?でも、ヨーグルト買ってないし(笑)。 

 なんと、牛乳がヨーグルトになってました。でも、「もしヨーグルトならおいしいのではないか」と、一口含んでみました。

 おえーっ!!(←当然)

 買ったのは4日くらい前で、買ってすぐ飲んだ時は大丈夫でした。ヨーグルト状態を発見した日がちょうど消費期限日だったので、保存期間には問題なかったはず。

 こんなことは初めてなので、早速買ったスーパーへ持って行きました。すると店の人は新しい牛乳と取り換えてくれて、「これをメーカーに調べてもらい、結果をお知らせします」と言ってくれました。わーい、調べてくれるんだー!何の菌が出てくるのかな―。みそかな、キムチかな(笑)。

 そして昨日、広島にある牛乳メーカーの人から電話がありました。結果は次の通り。

・ヨーグルト化は「腐敗」によるものだった
・何の菌かは特定できなかった (←がっかり)
・同時に出荷した数千本にクレームや商品劣化はなかった
・どこかで菌が混入し、温度が上がったのだろう 
・当社は安全安心を第一に生産・管理しているので、理解してほしい
・これからは、できれば消費期限にかかわらず、開封したら3日くらいで飲みきってほしい

 などということで、すごく丁寧で低姿勢に説明してくれました。怖い消費者だと思われたみたい。怒ったりどなったりしてないです。念のため(笑)。

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  ネットでググると、ヨーグルト化した話がほかにもありました。「冷蔵庫のドアポケットは高温だから気をつけた方がいい」と書かれていました。どきっ。そうか…。

 そこで、冷蔵庫用の温度計を買ってきて、冷蔵庫に入れてみました。すると、冷凍庫はマイナス10度くらい。冷蔵庫の中段は10度くらい。そして、ドアポケットは…。

 なんと13度!14度にみえるときもありました。

 ちなみに牛乳のパックには「10度以下で冷蔵してください」と書かれています。なるほどー。暑い日は、もっとドアポケットの温度が上がっていたかも。 

 それにしても自炊すればするほど、料理の世界は生物の実験っぽいな~と思っています。

ごはん、おやつ!

食欲のない日々が続きますが、自炊ブームは引き続き盛り上がっています。

 昨日は立ち読み書評を書きましたが、実際に買ったのはこんな本(笑)。

oyatsubook 奥薗壽子さんという料理研究家の本「子どものおやつ」

 ごはんの食材をおやつに転用できないだろうか。そして鍋だけで調理できるもの!という私の希望に、かなりこたえてくれました。 片栗粉のもちとか、もちのあられとか、ギョーザの皮のスナックとか、アイデア満載だったり、懐かしい昭和の味だったり。

 素材の味を楽しみ、砂糖を過剰に使わない、つくる手間も最小限に、栄養を補えるように、という奥薗さんの思いやりや、凛(りん)とした人となりも感じられて、人間的に好きになりました。

  お菓子はなるべく買わず、ほしいなら自分で作る!……というつもりでいるので(弱気)、これからもおやつ開発、していきたいです。

gohanbookお次は、「みきママのめちゃうま!おうちごはん」

星の数ほど料理本がある中で、なんとなくアイデア勝利!という感じのレシピが多かったので買いました。あと最近興味のある「作り置き」がテーマになっているので、参考にしています。





reitoubook そして、「冷凍で節約おかずの「超」基本」。ためしてガッテンシリーズです。

 やっぱり余るんですよね~、肉と野菜。生の食材って、買った瞬間から時限爆弾のように追いつめられる気持ちになりませんか?はやく、はやく料理しないと、爆発してしまう!

 でも、ガッテンのおかげで時限爆弾の時間をコントロールできるようになり、ひと安心です。科学的根拠があるからさらに安心。あー良かった。


 発酵食の本もほしかったけど、まだ私はそのレベルまで達してないので(笑)、今回はやめました。私のレベルでまだ手がつけられないものは、こんなものです。

・魚介類をさばく
・発酵するものを使う(塩麹、ぬか床、イーストなど)
・揚げる
・だしをとる(やる気がないからかも、笑)

 道のりは長いなー、楽しみ~。

 




立ち読み書評:色即是空の共同幻想体

 うわー、毎日暑い、と思いつつ、寝られないので暑苦しい話を書いてしまいました。脳がオーバーヒートしている人は、クーラーのついた涼しい部屋で読んでください(笑)。

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 最近、朝鮮学校でのアートプロジェクトにかかわっているんですが、企画の打ち合わせを重ねるうちに「イメージ」と「リアル」についてよく考えるようになりました。

 私は、ネット上で在日コリアンの人を感情的に攻撃する書きこみを見て、こういう人たちは在日の存在を勝手な「イメージ」としてとらえているんではないか、と感じていました。でも実は、私のように積極的に在日の人にかかわろうとする人も同じで、「在日とはこんな人」という特定なイメージを持って恐る恐る接しているんだなと実感しています。

 リアルの在日コリアンの人たちは本当に何の変哲もない人なんですけど、そこに触れる一部の日本人が過剰なほどに拒否反応を起こしたり、過剰なほどに遠慮したりする。日本人が「在日」というイメージを鏡か触媒にして、自分の心の闇(孤立感、心の傷、社会での不安定さ、居場所のなさ、甘えさせてもらえない現状…などからくるやり場のない憎悪とか)を投影しているようにみえて仕方ないのです。

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aikokubook そんな中、久しぶりに力のあるルポを読みました。「ネットと愛国 在特会の『闇』を追いかけて」という安田浩一 さんの本です。

 今年7月、優れたジャーナリスト活動を行ったとして日本ジャーナリスト会議のJCJ賞に選ばれました。アマゾンの書評も、当然ながらネット右翼の人たちに酷評されていますが、いろいろな意見があって興味深いです。


 かつて「洗脳の楽園―ヤマギシ会という悲劇」を読んで以来の感動。こうした作品は、組織(特にユートピア幻想のような共同幻想をもつ人たちの組織)を一冊の本で揺さぶり、傾かせるほどの力を持っているのです。


 在特会とは、「在日特権を許さない市民の会」のことで、ネット右翼の人たちなどの間で2007年に発足。一時期会員1万人といわれていました。街頭で演説活動をしていたけれど、カリスマ的な会長を中心にして暴走的な行為がエスカレートし、逮捕者も発生した、という状況です。 

 ルポを書く人はどうやって共同幻想体に挑むかというと、メンバーを1人ひとり、取材していくわけです。リアルの生活、リアルの生い立ち、リアルの名前、リアルの知人や親族。リアルな人間関係の中で暮らす自分に戻ると、力を失った(ジブリアニメの)カオナシのような素の姿が見えてくる。

 現実の生活の中で何かへの怒りや不安を意識下にねじ伏せていることを、モヤモヤとした形でしか感じられないでいる、ふつうの市民。その「モヤモヤの原因が「在日」にある(と感じている)」ことを在特会メンバーに「共感し、受け入れてもらえた」喜びと快感。そして興奮が冷めた頃に一部の人が感じる、在特会の方向性と自分のリアルな気持ちとの小さなずれ。

 それが見えると、共同幻想のパーツがひとつ揺らぐわけです。安田さんは、罵声や脅しの声を黙って受け止めつつ、淡々とパーツの一つひとつに揺さぶりをかけていく。そうして1人ひとりを「リアル」に引き戻していき、最後には会長の「素の姿」にも迫ろうとする。

 安田さんは、最初から在特会の問題は「在日の問題」ではなくて「日本人の問題」だと分かっているんだな、と思いました。よく取材すると、在特会の中には在日の人もいたそうです。ということは、日本人に問題があるというより、もっと一般的な人間として深いところに原因があるのだと思います。

 もしかしたら、集団生活の中で一定の人から憎悪の感情が生まれること自体は、問題ではなく自然の摂理なのかもしれない。それをどう人を傷付けないで消化できるかが、集団生活している人間の知恵のしぼりどころなのかもしれない…。
 
    ■   □

 かなり前、急にフジテレビを標的にして嫌韓流の人たちがデモをしたのには驚きましたが、あれは在特会とは関係ないみたいです。似たようなグループがいくつもある、ということは、今の社会は平穏なようだけれど、心の闇が作る共同幻想体がガスのあぶくのようにプゥーッ、プゥーッと膨らんでいるということなのでしょう。

 共同幻想体は、それが幻想ではないということを証明するために、メンバー同士で触れ合い「これはリアルだ」と肯定し合いながら行動をエスカレートさせる。それは破たんするまで続き、末期になるほど暴走が加速する、という点など、過去のナチスドイツや連合赤軍のあさま山荘事件、ヤマギシ会、オウム真理教などに共通するなあと思います。
  
 私はこういう事件や歴史を悲しいと思いながらも、じゃあその当事者たち(たとえばユダヤ人、在日の人、そして在特会の人も含む)と本当にリアルな交流をしようとしているのか、と自問自答しています。

 結局は遠巻きに見るか「見えない」ことで、私たちもイメージでしかその人たちの存在をとらえられないから、罵声を飛ばす在特会とリアルに立ち向かう力が出てこないのかもしれない…。そして、黙殺と言う形で「共同幻想体」を支えているのかもしれない。安田さんもこういう「静観する賛同者」の存在の不気味さを指摘しているし、私も一番考えないといけないことだろうと思っています。
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Profile
瀬戸内海沿いの町に住んでいます。世界中から私の町にやって来る人と、各地に飛んで行って生活している人たちが、自由に出入りできる「とりのいえ」をつくりました。

今はアドバルーンのように打ち上げているだけですが、いつか本物のとりのいえを作りたいなあ。

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