鳥の家(とりのいえ)

鳥の巣をつむいで、飛んだり、鳴いたりする記録

2012年05月

前回 、修子さんが実家のことを「居心地の良い、腐れ縁の男」と見事に評していましたが(笑)、同じように表現するならば、私の新居は「どうしようもないはねっ返りだけど、どうしても目が離せない恋人」という感じです。

 歌のフィーリングでいえば、マッキーの「どうしようもない僕に天使が降りてきた」といったところ。まさに引っ越し(引き渡しは4月21日)し てから1か月、ほとんど投稿する暇もないほど、新居に振り回されるハネムーン期を過ごしていました(笑)。

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 まず、一番の関門が電源問題。玄関を入ると大きなスイッチが2つあります。奥の部屋と、手前の玄関兼キッチンの照明のスイッチです。

 このスイッチは不思議なもので、スイッチを切ると照明だけでなく、いろんなコンセント口の電源が連動して切れてしまうのです。何なんだ~(涙)。たとえば…

 部屋の照明を切ると、かけていた部屋のラジオも切れる。使っていたパソコンも…(恐怖!)。

 台所の照明を切ると、風呂の換気扇も切れる(なぜ?)。

 どれだ?どの電源が照明スイッチと連動しているんだ!冷蔵庫は大丈夫なのか?ああぁ~!

 部屋中のコンセントを抜いたり差したりして分かったのは、

1)台所の照明スイッチと風呂の照明・換気扇の電源は連動しているということ。

2)部屋の照明スイッチと、部屋の中の3分の2のコンセント口の電源は連動しているということ。

3)照明スイッチからは独立して、常時通電しているコンセント口もあるということ。

 偶然にも、冷蔵庫は常時通電のコンセント口につながっていたのでセーフでした。トイレもなぜか独立電源。これでライフラインは守られました(笑)。

 義兄に来てもらって、貴重な独立電源から洗濯機のところまで配線を伸ばしたりしました。電源問題の解決だけで、軽く2週間経過。解決しきれず、ランタンをぶら下げているところもあります(笑)。

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 家賃2万円なんて生活保護受給者の基準以下だから、私が最低辺だろうと思っていました。ところが、市営住宅に住んでいるお客さんを訪ねたとき、「うちは家賃3200円だよ。隣は6000円」と言われて驚愕しました。恐るべき市営住宅(笑)。

 その市営住宅はボロ過ぎて修繕に費用がかかるため、新規募集はあまりしないのだとか。だから住人は十数年も前から住んでいる人ばかり。多くの人が、庭にプレハブを建てたりして増設、増築しまくっていました。おいおい(笑)。

 よく見ると、ボロいのをいろいろ工夫して修繕していて参考になりました。でこぼこで見た目は悪いけど、住んでいる本人は快適なんだろうと思います。

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 ホント、新しい恋人はなかなか手馴れてはくれません。先程のマッキーの歌でいえば、「だれかを愛するためには、もっと努力が必要~♪」というところです。ハイ(笑)。

 



 

securedownload 連休最終日。間に合いました。やっと新居に移ります。今、実家の部屋に残っている私物はこのパソコンだけ。

 完全に部屋を空っぽにしたかったのは、完全に次のステップへ進むんだという決意の表れかもしれません。出戻って来るかもしれないけど(笑)、それはまた別のステップでの選択だから。

 あと、この部屋を親に返したい、という思いも途中から出てきました。

今の実家を建てた当初、私たち兄弟には出窓やベランダのついた日当たりのよい部屋が与えられた一方で、親は4畳半和室に布団を敷いて寝起きしていました。子どもの季節はずれの衣装もすべて親の部屋の押し入れにしまって、家具もぎゅうぎゅうと置かれていました。

 上2人が家を出ると、父が子ども部屋のうちのひとつへ移って、もうひとつは物置に転身。母は4畳半の部屋を使い続けていました。

 母は断捨離が苦手で、自分の部屋を整理して移ったりできなかったから、今の部屋を離れられなかったのではないかと思います。

 時間がかかったけど、部屋を返します。これからは母にも、広い部屋を使って好きなことをしてほしい。この家のいいところを味わってほしい。

 実家サヨナラ。今まで育ててくれてありがとう。

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断捨離、結果としては3分の1くらいは捨てたりリサイクルできたけど、新居にはまだ多すぎます。主に処分したのは次の通り。
・服 ごみ袋5袋
・靴 ごみ袋1袋
・本 段ボール箱3箱程度
・大型アルバム 4冊
・日記、学生時代に作った雑誌など 段ボール箱半分程度 

 写真は、アルバム処分したにも関わらず段ボール箱1箱分くらい残っていて恐怖でした。まだまだ、断捨離は続きます。

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 一方、私の新居は段ボールの山。疲れた…。とりあえず、しばらくネットもないので、ラジオを買いました。昭和な生活(笑)。また落ち着いたら投稿します。

昨日の夜は、顔から火が出るような恥ずかしい書きものなどを見つけてしまい、どう処分すべきか悶絶しながら夜更かししてしまいました(笑)。

実家で捨てたものは知らないうちに母の検閲を受け(笑)、一部はいつの間にか母の持ち物として復活します 。昔のペンケースとか、Tシャツとか、「あれ、捨てたはずなのに…」という驚きとともに再会することは日常茶飯事。だから恥ずかしい書きものなどは、絶対に実家で捨てられないのです。ていうか、私が留守の間にもう母は読んでると思う(笑)。

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フエルアルバム(粘着式のやつ)からの写真はがしは、無事成功しました。やってよかった!巨大なアルバム4冊分が、菓子折りの箱ひとつに納まりました。

卒業アルバムは、結局処分しませんでした。高校の卒業アルバムはなぜか行方不明に。無意識のうちに荷詰めしたみたい。逃がしちゃった(笑)。異常にでかい中学校のアルバムだけ実家に置き、幼稚園と小学校のアルバムはA4サイズだったのでそのまま保管することに。

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今日は荷物を新居へ運び込みました。午後には、行楽地で右足の骨を折り入院したという友達のお見舞いに。鉄のビスで足を固定されトイレに行くのもままならなかった友達は、嫌がらずに下の世話までしてくれる看護婦さんにとても感動していたようでした。ゴールデンウィークとか関係ないしねえ。本当に尊い仕事だと思います。

で、これから机周りの整理と、服の断捨離第2弾。明日これを運び込めれば、ほぼ搬出は終わるんじゃないかな。

一方、新居は新しい本棚やベッドでピカピカしていたのに、実家から届いたなじみの荷物を入れるたびに「狭苦しい日常の風景」に戻っていき、「もっと断捨離しときゃよかった」と思ってしまう(笑)。まあいいか。

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 断捨離&荷詰め実施中。…って本当にダンシャリできてるんですか、自分(笑)。本と紙類しか荷詰めしてないのに、何だろうこの山は。

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   断捨離の真骨頂は写真&卒業アルバムの整理だろうと思います。卒業アルバムって捨てられるんだろうか。すごく悩んでいましたが、こんな質問サイトを発見。わー、まさに40代は卒業アルバムを捨てる契機になる年なんだなあ。こういうの捨てると、本当に体が軽くなりそう。

 だいたい、どうしてこれらが嫌かというと、往々にして「規格外」な大きさだからです。中くらいの段ボールでは入らないし、自己主張強すぎ(笑)。

 質問サイトを見ていると、「年を取ってからでは荷物が重すぎて整理できなくなる。今やらなければ」という回答がありました。40代でも結構大変だもんなー。将来の自分のためにも、頑張って荷を軽くしたい。

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 卒業アルバム、全部捨てるのもどうかと思うので、一部ページだけ保管するか、スキャンするかして保存しようかなと思案中。今晩はこれで終わりそうです。

 さらに昔の重いフエルアルバムに貼っている写真は、はがして小さいアルバムに保管し直そうかな。粘着シートから古い写真をはがすのは大変そう。ドライヤーで粘着部分を溶かしながらはがすのだそうです。

 ……今晩は寝られるのだろうか(笑)。

 

やっと仕事を一通り片づけて、明日からの4日間は、100%自分の時間! 引っ越しの荷づくり作業も本格化します。

…と思いきや(笑)、 断捨離がなかなか進みません。捨てようとするほど、自分のいろいろな内面と向き合うことになり、それが面白いというか、現実逃避してしまう(笑)。

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 まず手をつけたのが洋服。アメリカ時代のパーティードレスも、今回はすっぱりと整理。7畳だけの部屋に入れるにはぜいたくすぎる(笑)。ごみ袋3袋分をリサイクル店に持ち込んだら、2000円くれました。

 なかなか捨てられなかったのが、親に買ってもらったもの。面倒見のよい母は、セーターとかパジャマとか先回りしていろいろ買ってくれていました。それを捨てられないから荷物が倍増していたんだなあ。成人してからは自分で買ってたけど、それでも母は買ってくる。良い子の私は、甘んじて受け入れるわけです。

 実害ないと思ってたけど、親の買った服の割合だけ親に依存していたんだと思うと、ちょっとぞっとした39歳なのでした。
 
 服だけではなく、料理、洗濯もすべてそう。私がいると母は多分条件反射で、母としての役割をきっちり果たしてしまう。そして私は従順な子として従ってしまう。この依存を抜け出すには、離れるしかないんだなあ。

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 絵本。小さな段ボール4箱くらい?とほほ(笑)。「ほしい人にあげる」ことに決めてから、ようやく執着から解き放たれました。英語絵本の2箱はNGOを通じてアフリカへ。残り2箱は知人を通じて朝鮮学校などへ。

  絵本への執着は、自分探しと子どもへの執着だったような気がします。自分の子どもはできなかったけど、甥っ子と姪っ子がよく読んでくれたので、役割は果たしたかな、と思います。

 仕事関係の参考書など。これは全部読んでいないし、仕事関係なので捨てられない。仕事が来たときに、自分の能力のなさを補ってほしいという「保険」であるし、裏を返せばその仕事ができないという「劣等感」の象徴でもあります。本棚の観察によると、劣等感のある分野は「英訳」「経営分析」「中国語」「韓国語」「相続・遺言」「離婚手続き」など。ふーむ。その通り(笑)。

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 全然捨てられないので、スーパーでもらってきた段ボール箱もすぐ足りなくなってしまい、途方に暮れてこの投稿を書いています。もう寝ようかな(笑)。

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