鳥の家(とりのいえ)

鳥の巣をつむいで、飛んだり、鳴いたりする記録

2011年09月

キンモク星予報

 信号待ちをしていたらキンモクセイの香りがうわーっと襲ってきて(笑)、「どこだ?」と思ったら横断歩道の向こう側の木でした。花が白っぽくて気付かなかったけど、これからオレンジに色づくのかな。


 と思って調べてみたら、白い花は「ギンモクセイ」と呼ばれているのだとか。


 今週末ごろから、西日本の町はキンモク星とギンモク星に包み込まれてしまうのかも。こんな星に生まれて幸せだ~(笑)。

   ■   □


 昨日は、久しぶりに仕事が落ち着きました。すごく投げやりなお客さんから受けた仕事が2件、やっと形になりました。あー、大変だった。


 やっぱり忙しいばっかりの毎日はつらい。息抜きしながら働きたい。お金を貯めることはあとで考えたい(笑)。


   □   ■


churchjpg といいつつ、久しぶりに「実家サヨナラ計画」も進めたりしました。暇な日に不動産屋さんで物件探し。まあ冷やかしに、と思っていても、探すと意外にいつも「掘り出し物」があって、「今借りないと!」という気持ちにさせられてしまいます。


 今回も、3階建の最上階にある鳥小屋のようなアパートを見つけて、思わず仮契約までしてしまいました。3階は1部屋しかないので、隣近所はいないし、窓を開けると空と街並みが広がっているし、目の前は教会だし……、本当はすごく借りたかったんですけど、やっぱり預金通帳と相談して、今回は見送りました。


 気持ちを引き締めてお金を稼ごうという気持ちになっただけでも、収穫かもしれません。


 最近の不動産動向で驚いたのは、岡山でもとうとう契約時に「2年後の更新料(1カ月分)」というのが登場したのと、「入居前の抗菌加工3万円」とか「(保証人をつけているのに)追加で保証会社への保証料1万円」とか、いろんな付加サービスが半ば強制的についていたこと。


 物件が安くなったから、代わりにいろいろな名目で金を取ろうというのかな。ちょっと魚を釣ろうとしたら、獰猛なピラニアがいっぱい食いついてきたような気分(笑)。

 
   ■   □


 仕事上の先輩から、「3人くらいの会議にyahooメッセンジャーを使いませんか?」と提案メールが来ました。え~、嫌なんですけど…。嫌なんですけど!嫌なんですけど…。と、何度もつぶやいてみる。きっと、やらなきゃいけない気がするから…。


 ネット会議はできるだけ避けて生きてきたけど、今後は逃げられなくなるのかなあ。昼間は忙しいから夜に会議しようとか言われたら、絶対イヤだー!だらだら話が続いても、「じゃ、お先に失礼しまーす」とか言えなさそう!ネット会議、どうなんだろう。

対話の源(みなもと)

今週は連休が多いなあ、と思っていたら、なんと人は今週を大型連休「シルバーウィーク」と呼んでいたのですね。知らなかったよー!そう思ったら、勤労意欲が急降下しました。仕事はたまってるんだけど(笑)。

   □   ■

 今日は久しぶりに昔の友達がクッキーを持って事務所へ遊びに来てくれました。こちらは旬の「20世紀梨」を切ってお出迎え。

 途中で彼女が、システム手帳に書かれた「お互いの違いを、情を持って認め合うことが大切」という内容の言葉(厳密には覚えてません)を見せてくれて、「ずっとある人との関係に悩んでいたけど、やっとこういう境地になった」と言っていました。

 きっと「情を持って認め合う」というのがミソなんでしょうね。長い間対立していたものについて、お互いの主張自体は変わらなくても、相手を情のある人として見るようになると、相手をそのまま尊重する気持ちが生まれるということなのかな。

   ■   □

 その友達は、最近ワークショップなどで「対話」というキーワードをよく聞くようになったといいます。

 彼女は、コンビナート公害訴訟の原告患者がつくったNPO団体で、環境改善研究をしています。最近までは企業の対応の悪さを指摘する論調になりがちだったけど、ただ企業の悪口を言い続けるのも良くないかも、と考え始めたのだそうです。

 私もついこの前「朝鮮学校と対話(ダイアローグ)」をテーマにした、社会学者がからむイベントのお手伝いをしました。研究者の間では「対話」が旬のキーワードなんだろうか。

   □   ■

 対話を始めるのにいいタイミングというのは、あるんでしょうか。彼女の悩んでいた人間関係は、始まって10年ほど。公害訴訟は、和解して15年。朝鮮学校は…、約60年?「情を持って認め合う」余地が生まれた時に、人は対話を始められるのかもしれません。 

生き抜くというアート

芸術の秋だから、という訳ではないですが、ここ1週間ほどアート廻りのお休みを過ごしています。

   □   ■

 先週は、朝鮮学校のアートプロジェクトで一緒だったソン・ジュンナンさんの大阪での個展を訪ねました。在日コリアン4世で、中学校の美術の先生として働きながらアート表現をしています。
sonjunnam

 この人のアートは基本的に繊細で、イメージでいえば、風ひとつなく音ひとつなく、何も動く物のない静かな一瞬が訪れたときだけ姿をあらわす感情の気配を、包み込むように捉えて表現するような人。空間の発するメッセージを感じ取る力があって、少し霊媒的な感じがします。ときには理由の分からない息苦しさの原因をスパッと一刀両断にして(笑)見せてくれる人です。

  さまざまな物理的な力が伴えば、もっと高みに登っていく人だと思います。空間を表現するアーティストというのは、絵や物をつくる人と違って価値を評価されにくいし、お金にもなりにくい。その困難を突き抜けていけるのか……、アートの新しい領域に身を置く人というのは、とてもストイックな世界を生きていると思います。祈るような気持ちで見守っています。

   ■   □
0918ohara

 今週は久しぶりに大原美術館へ。たっぷり2時間楽しみました。
0911oharaohara2

 この美術館は、現代絵画を置いてある分館が旬です。行くたびに新しい作品に入れ替わっているし、作品サイズも結構大きくて包み込まれる感じ。今回もいい作品がいっぱい入っていました。時代が不景気だから、新進作家の作品を安く買いまくっているのかな、と思ったり。もっと買ってください!私の代わりに(笑)。

 モネの庭から持ってきた睡蓮も、きれいに咲いていました。

   □   ■

 そのまま近くの川埜龍三さんのギャラリーの個展へ。今回のコンセプトは、家で気軽に飾れるアートということで、部屋いっぱいに版画や版画をベースにした額装作品が並んでしました。

0918ragart2
0918ragart

 龍三さんと奥さんのセイカさんがいて、ほかにも様々なモノづくりの人々が遊びに来ていて、今日もすごいエネルギーが渦巻いていました。手でモノを作る人のオーラって、すごく強いです。
 
 一億人総中流(今は総下流?)と呼ばれる日本では、アートに相応の報酬を払ったりパトロンになって保護しようという気質があまりないのですが、そんな現状をアーティストとしてこつこつ働くことで打開していこうとしている実践者です。100万円の寄付がもらえない現状なら1万円の寄付を出してくれる人を100人探し続けよう、という姿勢で、作品の一部を商品化して自分のギャラリーで売るという自営業的な活動をしています。

 自営業活動に固執しているわけではなく、ギャラリーを通じた流通の価値もよく分かっていて、生きていくため柔軟にアートをコントロールして糧に変えている、という感じです。糧に余裕ができたら、本当に作りたい大作のために惜しみなく使う。糧が尽きたらまた自営業活動に力を入れる。寄せては返す波のように、リズムを刻みながら様々な作品を作っているようです。

 自営業は生き抜くことがアートだ!という見解で大いに盛り上がりました(笑)。

 そんな龍三さんの新しい作品となりそうなのが「幸運児」という男の子のイメージ。「辞書にも載っていますよ」と言われ、調べたら本当に載っていました。

「幸運児」―運のよい人。しあわせ者。

 複雑な思索を反映した多重的なメッセージの作品が多かった龍三さんですが、「小さなことですぐ幸福を感じ、夢を見られた軽やかな少年の頃の心」を今、ストレートなメッセージとして発したいという強い気持ちが出てきたそうです。子どもが子どもの心を持つことは簡単ですが、大人になってもこの軽やかさを保つには、すごく努力が必要。でも不可能ではない、と私も思います。軽やかさを取り戻すための苦労をいとわずに続けていきたい。

「幸運児」をテーマにした藤子・F・不二雄 SF短編シアターがあることも教えてくれました。へえー。

空の高い日

fallsky

 こんな気持ちで毎日を過ごしたいと思います。

スマートフォン

smartphone

電車に乗り込んだ人たちが
一斉にスマートフォンをいじり始める
同じように人差し指で
同じように無表情で

どんなに親しい人とコミュニケーションしていても
無表情なのはきっと
同乗している人を意識してるんだろう
つまり無表情は、同乗している人に向けた
拒絶のメッセージ

「私の領域へ 入ってこないで」

リアルな世界で拒絶されている自分を受け止めないために
スマートフォンを始める人もいるんだろう
無表情の裏に、小さな安心があるんだろう

今日も電車の中は
拒絶の集団パフォーマンスが上演されていました

最新コメント
記事検索
QRコード
QRコード
Profile
瀬戸内海沿いの町に住んでいます。世界中から私の町にやって来る人と、各地に飛んで行って生活している人たちが、自由に出入りできる「とりのいえ」をつくりました。

今はアドバルーンのように打ち上げているだけですが、いつか本物のとりのいえを作りたいなあ。

  • ライブドアブログ