鳥の家(とりのいえ)

鳥の巣をつむいで、飛んだり、鳴いたりする記録

2011年06月

ふと、自営業をやめたらどうなるのだろう、と思いました。

 脱サラという言葉はあるけど、戻サラというのはないなあ。でも実際には戻サラした人は何人かいたなあ。

 と思って、自営業をやめたいと言う人の話をネットで見ていました。

 「夫は、儲けたいとか豊かな暮らしがしたいという気持ちがなく、商売に向かない人なんです」

 どきっ。

 「いくら腕があっても、営業ができなければ商売は行き詰りますよね。旦那さんは今まで頭を下げたことがないんでしょう」

 ずきっ。

 呼吸が乱れる。み、水をください…(笑)。

 そんな午後9時半、携帯が鳴りました。事務所からの転送電話でした。

 「あのー、留学生なんですけど、就職のことで相談したいことがあって…」

 消え入りそうな声。来週月曜に相談予約を入れると、少し声色が明るくなったようでした。

 こんな蒸し暑い夜は、いろいろみんな悩んでいるのかもしれません。

 とりあえず月曜までは、頑張ろう。

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 この人も悩みが深そうだ、とどこかで書こうと思ったのに、書きそびれたので蛇足として。
 http://rocketnews24.com/2011/06/29/108437/
 



髪の毛の多い人は、人生の前半はその多さに悩まされますが、後半はかなり優越感を持って過ごせるもの。そして髪の毛の少ない人は、逆の運命をたどるもの(かな?)。

満ち溢れるようなエネルギーゆえに人生の前半にとんでもないことを犯し、トラブルだらけだった人は、後半からがチャンス。同年代よりもあふれる体力を上手に使って人生を楽しめるでしょう。

一方、人生の出だしでいまいちエネルギーが低かった私。前半戦は欲もないので悠々自適でしたが、後半戦はエネルギー不足で失速の危機が。「いかにエネルギーチャージするか」が命題になりつつあります。

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夏の暑さ、夜の寝苦しさ、夜更かし、坂道、そういうものから受けるダメージがだんだん大きくなっています。そのダメージに立ち向かうための体力をつけないと、失速しそうです。そうだ、今、失速してはいけない!エネルギーチャージだ!

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 こんなんでチャージできるとは思いませんが、気持ちだけでも(笑)。味はうすしおと同じでした。詐欺!

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これも普通の焼きそばと同じでした。なーんだ。

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これは、スーパーで特売していた、冬の売れ残りおでん。なんとこれだけで198円!このコストパフォーマンスにはちょっとテンション上がりました(笑)。おでんを食べるために、からしと新しい器まで買いました。あ、コストが高くなる…(笑)。

ほんとはダイエット食を食べたいけど、すぐ体力が落ちて失速しそうなので、今年は怖くてできません(笑)。

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 先週は、アメリカから一時帰国していたまあちゃんと、アメリカから永久帰国してきたポルコ君との3人で、有馬温泉に行ってきました。ここでも私の低空飛行ぶりが露呈。ビール1杯半で、たちくらみして歩けなくなり、温泉街の橋の下でほとんどを過ごすことに。

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 橋の下は日陰で、観光客の喧騒もほとんど聞こえず、涼しい風が吹いていました。山間から流れる冷たい川の水に足をひたしながら、昼寝したり、飲んだり(私以外)、踊ったり、ホームレスな一日を満喫したのでした。

 はぁ~~(完全脱力)。

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 そんなわけで、今もまだ、脱力生活が続いています。毎日仕事してるふりをするのが大変です(笑)。

最近、みなさんの周りに風は吹いていますか?

 人の心は、動かなければ風に触れることができないのでしょう。

 私の父はまた仕事がなくなったので、酒を飲んではうろうろと歩き回っています。風を探しているのだと思います。酒飲みの世話をする母は大変です。でも、その母が父をののしる言葉を、あまり聞きたくありません。

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大局久しぶりに本屋で立ち読み。「大局観  自分と闘って負けない心 」(羽生善治著)。

 本当は、兄の家にあった「40歳からの適応力」を読みたかったのだけれど、本屋にはなかったので「大局観」にしました。

 自営業者である私もそうですが、仕事において決断を迫られる立場の人には「なるほどー」と思うところが多いと思います。

 無謀、無駄と思えることも「大局」から見ると必要不可欠であったりする、というのはその通りだと思います。そして、その境地は無謀と無駄を経験した人にしか分からない。

「繰り返し練習することが大切」など地味なことも書いているため、書評では「目新しさがない」とも書かれています。目新しくないことをいかに愚直にやっていくかが、大切なんだろうと思います。

 仕事と関係なくても好きなこと(読書など)で集中力を養うトレーニングをする、というのは、とてもいいと思います。意識してやってみたい。

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 私もうろうろと、風を探しているところ。孤独な戦いです。でも自分の責任で始めた仕事だから、自分で新しい風を探し当てたいと思います。

鳥取県の水源地へ、森林セラピーなるものに行ってきました。

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 雨が降り出し、森からマイナスイオンがブワーッと出てくる瞬間。

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 強い樹木は土壌に根を張り、競争に負けた樹木は岩に根を張って生き延びるそうです。(同行した人の画像を借りてます)

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ドワーッと流れる。

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ギンリョウソウ(銀竜草)。

「森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している」(wikipediaより

 ↑わー、つまり、何を書いているか分からないんですが(笑)。

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 がじがじ by ツキノワグマ。

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 5時間歩いたのに、全然筋肉痛になりませんでした。これぞセラピー効果かも。

 竹やりを構え、「うおーっ」と叫びながら突き進むような気持ちで働いています。苦しいときは、一番大切なことに集中して一点突破するしかないのかもしれない、と思いつつ。

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はっ、そういえば父が岩手県で4日間、震災ボランティアをしてきたんだった。社会福祉協議会の出した夜行バスで現地入りして。

「どうだった?」
「口では言えない」

え~(笑)。

現地では公平性を重視するあまり、義援金と物資の分配が遅々として進まないため、行政への不満が爆発寸前らしいです。避難所に積まれた新品の毛布も、「役所が分配するまでは触らないでください」といわれ、避難者はながめるだけ、とか。

「お金を送って支援したと思っている人も多いと思うが、それはまだ届いていない」らしい。結局ボランティアが直接持ち込み、配分している物やサービスが一番役立っているのが現状だそうです。

 4日間で2体のご遺体が新たに見つかったらしい。「ボランティアの仕事は、まだこれから必要になる。始まったばかりだ」と。ふーむ。

消化不良なものが、私の中で蓄積していく。

何なんだろう。この消化不良なものは。

うわーっと吹き飛ばしたいのに、その方法を忘れたような。

すごくかなぐり捨てたくて、心の中ではもがいているけど、体は動かない、夢の中のような。

何か内向きで、守りに入るような空気に巻き込まれていくのを感じています。

自分もそういう気持ちになっているから、心の中で葛藤しているのかもしれない。

ああいやだ!動かなければ!同じ場所で足踏みしながら、働いた気になってはいけない、と思う。

BGMは、「心のコンパス」

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