鳥の家(とりのいえ)

鳥の巣をつむいで、飛んだり、鳴いたりする記録

2010年11月

鍋もガラパゴス化

マスクをかけてもう1週間。シミが取れるまでは人に会うのを避けてひっそり暮らそうと思っていたのに、つい誘われてイベントに行ったり、めったに会わない人が訪ねて来たり、めったに会わない人を訪ねることになったり。いつもより多くの人に会ってるじゃないか! その結果、私がシミ取りをしているということを津々浦々まで知られてしまうはめになったのでした(笑)。

今日は開き直ってマスクなしで人と会い、「顔どうしたの?」と聞かれたとき「居酒屋で人の介抱してたら、突然殴られちゃってね」と答えてみました。結果はちょっとすべった感じ(笑)。

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韓国料理の鉄板鍋というのが流行だそうで、先日キムチ味の鉄板鍋を食べてきました。5センチくらいの深さがある鉄板形の鍋に、キムチスープを入れ、ニラ、もやし、キャベツ、ホルモンなどを投入。あとはもつ鍋と同じ要領で、最後にうどんや麺を投入します。おいしかった!

そして今日はインドネシアの「サンバル鍋」に挑戦。ちょっとトムヤムクン風の甘酸っぱいスープで、あっさりと食べられました。

という風に、普段はあまりしない外食もしょっちゅうしてしまうほど、人によく会うのです。

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今日は遠くから知り合いが来て、2人で食べながらよく笑いました。最近は笑える日が少なかったのかな、とふと思ったりしました。

最近いろいろ

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近頃の母は和服がマイブーム。先日も大正チックな着物を着て、私と一緒に倉敷へ遊びに行きました。写真は、川埜龍三さんのギャラリーにて。

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bus アメリカにいたころ、寒い夜に何十分もバスを待って、やっと来たと思ったら回送バスで、通り過ぎていく後姿をうらめしく見送っていたことがありました。

日本人というのはそういう「恨みのオーラ」を運転手がキャッチするんでしょうか。回送中のバスはいつも謝っています。さすが、察する文化。

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最近、精神病で服薬中の人を少しだけ支援しているのですが、つい「ストレスをいつまでも避けて生きてはいけないのだから、少しずつストレスに慣れて自分から仕事を探さないと」と言ってしまいました。言ってから大後悔。別れた後「さっきはごめんなさい」メールを送りました。

その人は外国人で日本に身寄りがありません。母国でも縁の遠い親戚程度しかいない。貯金も1年間持ちそうにない程度。私よりも年上だから仕事も簡単には見つからないかもしれない。ビザの期限ももうすぐ切れる。しかも次は更新できないかもしれない。

そんな状況のストレスに耐えられないのは私も同じ。病人に頑張れというとき、その言葉の中には、これ以上長引くと支えている自分が大変だから、という利己的な気持ちが含まれているように思うのです。そういう自分の度量のなさに向き合うときが、とてもつらい。

しばらくしてその人から着信。「率直に言ってもらえてよかった。ありがとう」と。その言葉に救われました。こちらこそ、ありがとう。そしてやはり、申し訳ない。

100%の解決はできない中で、必要以上にストレスを増すことなく生きていくというのは、本当に修業だなあと思います。

下町によみがえる伝説の女

木枯らしの吹く帰り道、風をよけながら小走りしていたボクは、突然おばさんにぶつかった。

いや、確かにおばさんは、ボクの行く手を阻んでいた。ひょろりと背の高いそのおばさんは、顔がすっぽり隠れる白いマスクをつけていた。

「…ねえボク、わたし、キレイ?」

ボクは一瞬にして凍りついた。この話、この人、知っている。お母さんが昔、話していた長い髪の人…。

「わたし、キレイ?」

おばさんは抑揚のない声で、もう一度言った。ぎょろりとした目玉がボクの目を貫き、顔を動かすことすらできない。背筋に冷たい汗が流れる。

キレイと答えても、キレイじゃないと答えても、ボクは殺される。こんなとき、どういえばいいんだっけ。あの時、お母さんは得意げに教えてくれた。その言葉を、どうしても今、思いだせない。

木枯らしが、ボクとおばさんの間を吹き抜けていく。おばさんの後ろに、長い影が伸びている。その影が、気の遠くなるほど長く伸びていくようだった。

「ねえ…どうして答えないの」

おばさんがゆっくりとマスクに手をかけるのを、ぼくは身じろぎもせずに見つめているしかなかった。もはや…これまで…か…。

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などとつらつら考えながら、駐車場までの道を歩いていました。いつまでつけないといけないのかなあ、マスク。

あ、都市伝説を知らない人のために、解説はこちら

祝日は何か新しいことを

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今日、皮膚科へ初めてのシミ取りに行ってきました。レーザー治療で、1センチ平方あたり1万円也。チリチリと皮膚の焼けるにおいがして、顔面に根性焼きされた気分(笑)。2週間はガーゼで保護しなければいけません。シール式の麻酔を貼っていたので、痛みはありませんでした。

脱サラし、顔も商売道具だと思うようになってから特に、こういう外科美容への抵抗が少なくなりました。金のためなら何でもするぜ(笑)。「かくあるべき」という思い込みから少しずつ自由になっていくのは、楽しいものです。

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先週また、200人規模のイベントの司会をしました。シミ取りに行ったのは、このストレスの反動かも。チリチリと焼ける肌がM的な快感だったし(笑)。

在日コリアンの団体が主催する7回目の定例イベントで、私は初の日本人司会者として舞台に立ちました。このイベントに限らず、最近は在日コリアン+日本人コラボの企画が増えています。

「謝罪しろ」「謝罪しない」
「朝鮮学校の卒業資格を認めろ」「認めない」
「在日に参政権を与えろ」「与えない」

在日コミュニティーは日本政府との対立の構図ばかりが表に立ち、さまざまな問題が平行線をたどってきました。そして地域におけるそれぞれのコミュニティーも、やはりほぼ交わらず並行して存在し続けました。

ずっと世界が平和なら、このままでもいいかもしれない。寄らず障らずで平穏に生きていけるかもしれない。でも、実は平和なうちにやっておかなければいけないことがある。その宿題に少しずつ、私たちの世代が取り組もうとしているような気がします。

60年を超える長い「夏休み」が、もうすぐ終わるのではないか、と感じ始めているからかもしれません。

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ああ、明日は充実したお休みにしたい。何をしようかな~。

歩けば街道の日和あり

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突然スコンと気分が上向きになりました。そして気づくのは、「あ、最近自分はうつっぽかったのだ」ということ。ああ、気持ちが晴れて良かった。

Image016 今日は用事で大学へ行くと、紅葉真っ盛り。時計台の見えるイチョウ並木も、農学部の前の櫂(かい)の木も、心を奪われる鮮やかさでした。ちょうど大学祭も開かれていて、華やかな日でした。

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気持ちのスイッチが切り替わった原因のひとつは、ディジュリドゥをまた始めたからかもしれません。これを吹くと、脳への酸素の届き方がよくなるんですよねえ。

先日近所のイベントで、ディジュ奏者の河田嘉彦さんという人に会いました。何しろ近所の中学校区のイベントなので、お客もほとんどいない。私が行くと「やったー、お客さん来てくれてよかったー!」と大喜びしてくれ、熱烈な講義をしてくれたのです。

河田さんは3年ほど前に東京から実家の岡山(うちの近所)へ戻ってきて、木工の仕事をしながらディジュを吹き、作り、教えています。楽譜を起こして理論的にリズム開発していく職人肌な奏者で、東京ではかなりの「早吹き」として認知されていたよう。なのに、なぜか岡山へ戻ってきた。でも私にとっては好都合。よく戻ってきてくれました(笑)。

これは河田さんのディジュとドラマーの人のセッション。実物の130%くらいかっこいいですが(笑)、普段はエナジー満点、楽しいオーラ満点のゆかいなパパです。

実力のある人は、教えるとなると惜しみなく教えてくれるなーと思います。しかも職人&音楽家なので、内容にあいまいさがない。人格もあるかもしれません。すばらしい人です。岡山でこんなにレベルの高い講義が聞けて、本当に感謝です。先生の期待にこたえて上手になりたい!苦手な譜面も読もうと思います。

でも先生は密かに「確実にうまくなる方法で教えているけど、それをすると数か月で一定のレベルに達して、生徒さんが来なくなるのがつらい」と言っていました(笑)。なんていい人なんだ! 

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Image001 その近所のイベントで、はじめて「子どもカフェ」という施設の存在を知りました。子どものたまり場?的な家。太陽光発電をしていて、売買電の記録が張ってありました。へえー、猛暑の効果はいかに。









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ついでに、これは古い薬屋さん跡。ご近所イベントで公開中でした。
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Profile
瀬戸内海沿いの町に住んでいます。世界中から私の町にやって来る人と、各地に飛んで行って生活している人たちが、自由に出入りできる「とりのいえ」をつくりました。

今はアドバルーンのように打ち上げているだけですが、いつか本物のとりのいえを作りたいなあ。

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